【9月30日 AFP】中国国内で日本人男性2人がスパイ行為に関与した疑いで拘束されていることが30日、分かった。日本のメディアが報じた。

 NHKや朝日新聞(Asahi Shimbun)が情報源を明らかにせず伝えたところによると、1人は今年5月に北部の遼寧(Liaoning)省の北朝鮮との国境近くで、もう1人は同時期に東部の浙江(Zhejiang)省の軍事施設の周辺で拘束されたという。

 2人は、中国の反スパイ法に違反した疑いを含む一連の容疑で拘束されていると朝日新聞は伝えている。中国外務省はコメントの求めに応じていない。

 菅義偉(Yoshihide Suga)官房長官は定例の記者会見で「個別事案については答えることは控えたい…わが国は、そうしたこと(スパイ行為)は絶対していない」と述べた。(c)AFP