【9月30日 AFP】ブラジルで行われたサッカーの試合中、審判はレッドカードを気にすることなく、拳銃を取り出した。

 先週末に行われたアマチュアリーグの試合で、アマンテス・ダ・ボラ(Amantes da Bola)の控え選手やコーチは、対戦相手ブルマジニョ(Brumahdinho)の危険なプレーに対してピッチに乱入した。 

 ブラジルのテレビ局グロボ(Globo)によると、普段は警察官を務めるガブリエル・ムルタ(Gabriel Murta)審判は、乱闘騒ぎの中で殴る蹴るの暴行を受け、シャツからカードを取り出す代わりに、拳銃を取りに更衣室に向かった。

 29日に公開された映像では、黄色と黒の上下を着たムルタ審判が、選手に向けて拳銃を振りかざし、ほかの審判に制止されている様子が確認できる。 

 この件で逮捕者は出ていないが、グロボの報道によると、審判は精神鑑定を受け、懲戒処分を受ける見込みとされている。(c)AFP