【9月26日 AFP】訪米中のローマ・カトリック教会のフランシスコ(Francis)法王はニューヨーク(New York)で25日、2001年の米同時多発テロ跡地で世界平和を祈り、セントラルパーク(Central Park)で集まった大群衆に迎えられた後、マディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)でミサを行った。

 米プロバスケットボール協会(NBA)のニューヨーク・ニックス(New York Knicks)の本拠地であるマディソン・スクエア・ガーデンには約2万人が集まった。

 当初、米歌手のビリー・ジョエル(Billy Joel)さんによって同日に予約されていたマディソン・スクエア・ガーデンは、ビリー・ジョエルさんの音楽スタッフによって、穏やかで美しいカトリックのミサ会場にライトアップされた。

 フランシスコ法王は25日朝、2001年9月11日の米同時多発テロの跡地「グラウンド・ゼロ(Ground Zero)」で、700人が集まるなか、テロの犠牲者や、悲劇への対応の最前線に立って亡くなった約3000人に哀悼の意を表した。

 その後、フランシスコ法王は専用車でセントラルパークを移動したが、8万人が同法王を一目見ようと同パークに集まっていた。(c)AFP