【9月25日 Relaxnews】オランダ・アムステルダム(Amsterdam)の起業家チームがおそらく最もオランダ的なヒッチハイクの方法を思いついた。自転車だ。

 旅行者を念頭に考案されたこのサービスの名は「イエロー・バッキー(Yellow Backie)」。バッキーとは「2人乗り」を指す俗語だ。本当の意味で、街を見て回り、現地の人とふれあうことができる。

 自転車ツアー・レンタル会社が、アムステルダム在住で、新しい人との出会いにオープンな人を募集。黄色いシートを無料で提供し、自転車の荷台と付け替えてもらっている。

 旅行者が、目立つ黄色いシートが付いた自転車を見つけて「バッキー!」と叫ぶと、自転車が止まり、後ろに乗せてくれる。アムステルダムでは、友人が乗る自転車をヒッチハイクして後ろに乗せてもらうのはよくあることだという。

 イエロー・バッキーは旅行者が旅先で現地の人の家に無料で泊めてもらえるウェブサービス「カウチサーフィン(Couch Surfing)」の自転車版だと説明されることもある。

 だが、タクシーや米配車サービス「ウーバー(Uber)」とは異なり、漕ぎ手が旅行者に即興でツアーガイドをする、というのが本来の趣旨だ。このプログラムは無料で、スマートフォンのアプリも必要ない。(c)Relaxnews/AFPBB News