【9月25日 AFP】スイスの検察当局は24日、国際サッカー連盟(FIFA)が職務停止中のジェローム・バルク(Jerome Valcke)事務局長の電子メールの開示に同意したと明らかにした。

 スイス検事総局は当初、FIFAがバルク氏の電子メールでのやりとりの公開について「条件」を課したとしたものの、その後電子メールが入手可能になったと明かした。

 声明によると、ミヒャエル・ラウバー(Michael Lauber)検事総長は「要求したバルク氏の電子メールすべてにアクセスできる」ことになるとしており、加えてFIFA側が自発的に今年5月以降のバルク氏のメールでのやりとりを開示することを認めたという。

 検察当局はW杯招致における汚職問題の証拠として、電子メールの開示を求めていた。

 ジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)FIFA会長の右腕だったバルク氏は先週、水増しした価格でのチケット販売を容認していた疑惑で告発され、職務停止の処分を受けている。(c)AFP