【9月25日 AFP】(一部更新)米西部シアトル(Seattle)で24日、外国人交換留学生を乗せたスクールバスが観光用の車両に衝突し、少なくとも4人が死亡、15人が重体となっている。当局が発表した。

 事故は午前11時(日本時間25日午前3時)すぎに、シアトルの中心部と北西部を結ぶ、交通量の多い主要道路であるオーロラ橋(Aurora Bridge)で発生した。現場からの映像には、車体左側の一部が衝突の衝撃で完全に切り取られているバスの車体が写されていた。

 当局によると、この事故では死亡した4人に加え、51人が負傷し、うち15人が重体となっている。このうち数人は外科手術を受けているという。

 ノース・シアトル・カレッジ(North Seattle College)のウォーレン・ブラウン(Warren Brown)学長は、記者団に対し、学生らはオリエンテーションプログラムの一環として、野球場のセーフコ・フィールド(Safeco Field)に向かう途中だったと語った。

 同カレッジのメリッサ・ミクソン(Melissa Mixon)広報担当者はAFPの取材に対し、バスには同校の国際プログラムに参加していた外国人交換留学生と職員ら計45人が乗っていたと語ったが、犠牲者の国籍や年齢などは今のところ分からないとしている。

 一方、地元メディアは、死亡した4人は全員が学生だったと報じている。公式ウェブサイトによると、同校では日本や中国、韓国など50か国からの留学生約1000人が学んでいる。(c)AFP/Mark RALSTON