U2コンサート、「銃所持の男」入場の疑いで急きょ中止 スウェーデン
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【9月22日 AFP】スウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)にあるグローブ・アリーナ(Globe Arena)で20日に予定されていたアイルランドのロックバンドU2のコンサートが、観客の中に銃を所持している男がいる疑いがあったため、急きょ中止になった。地元警察やメディアが明らかにした。
中止が決定したのは、コンサート開始予定時間の午後8時15分(日本時間21日午前3時15分)直前。世界最大規模の球体の建物である同アリーナから、数千人のファンらが避難した。
米イベントプロモーター大手ライブ・ネイション(Live Nation)は当初、コンサートは技術的な問題が原因で中止になったと話していたが、警察がその後、武器所持に関する法律で違反があったとして捜査をしていると明らかにした。
日刊紙アフトンブラデット(Aftonbladet)によると、警備員らは銃器を所持した男が建物へ入場するのを見逃した。この男は非番の警官だと主張し、「職場に銃を置いてくるのを忘れた」と語っていたという。
警察当局の声明によると、警告を受け、警察や主催者側が「捜索を行う」ため、アリーナから観客らを避難させることを決めたという。
容疑者は、21日現在、まだ特定されていない。(c)AFP