【9月19日 AFP】南スーダン政府は18日、16日に同国の首都ジュバ(Juba)から西へ250キロにある小さな町マリディ(Maridi)付近の道路で発生したタンクローリーの爆発による死者が少なくとも186人に達し、さらに多数が負傷したことを明らかにした。犠牲者の中には、爆発前に、車両から流出していた石油を救い集めようとした人々も含まれるという。

 南スーダンのマイケル・マクエイ(Michael Makuei)情報相は、少なくとも150人が死亡したとの先の報道について認めた上で、記者らに対し、「政府が入手した報告によると、現在までの死者は186人、負傷者はそれよりさらに多い。正確な死傷者の数はこれまでのところ確認できていない」と述べた。

 地元メディアの報道によると、鎮痛剤が不足していることを含め、重度のやけどを手当てするための物資が限られていることから、医師は負傷者の手当てに苦闘しているという。

 マリディの地方政府当局が、同国ニュースサイトに語ったところによると、交通事故を起こしたタンクローリーの周りには、流出した石油を入手しようと、近くの学校などから約1000人の人々が集まっていた。(c)AFP