【9月18日 AFP】ドイツ・フランクフルト(Frankfurt)で行われていた建設作業中に、ナポレオン・ボナパルト(Napoleon Bonaparte)が率いたフランス軍兵士約200人の遺骨が発見された。当局が17日、発表した。

 同市の都市計画局長によれば、市内レーデルハイム(Roedelheim)地区で発見された遺骨は、1813年にロシア遠征から帰還途中だった、ナポレオン率いる「大陸軍(Grande Armee)」に属する兵士らのものと推測できるという。フランクフルト近郊の地域では、同年10月に戦闘が発生し、約1万5000人が死亡したとされる。

 また、フランクフルトの歴史文化遺産専門家は、墓が当時の欧州キリスト教徒に一般的だった東西方向ではなく、南北方向に一列に並んでおり、埋葬品もなかったことから、「急いで建設された」ことは確かと指摘している。(c)AFP