【9月16日 Relaxnews】米グルメ雑誌「サブール(Saveur)」は、読者投票によって各部門の受賞者を決定する、毎年恒例の「グッド・テイスト・アワード(Good Taste Awards)」を発表し、オーストラリア・メルボルン(Melbourne)が「朝食」部門で、アイルランドの首都ダブリン(Dublin)が「訪れる価値のある、昔ながらのバーが集まる街」の部門で最高の都市に選ばれた。

 ハンガリーの首都ブダペスト(Budapest)や、米ミルウォーキー(Milwaukee)を抑えてトップに輝いたダブリンには、1000を超えるパブがあり、地元の人々の憩いの場となっている。

 また、豪メルボルンは「朝食」部門で、米ロサンゼルス(Los Angeles)や仏パリ(Paris)を抑えて世界一に選ばれた。「サブール」誌によると、世界各地では今も「アボカド・トースト」と「アサイ・ボウル」が人気を集めているにもかかわらず、メルボルンの人々は、ビートルートをトッピングしたエッグ・サンドイッチや「リコッタ・ホットケーキ」に関心を移しているという。

 一方、スペイン・サンセバスチャン(San Sebastian)で、フアン・マリ・アルサック(Juan Mari Arzak)氏とエレナ・アルサック・エスピナ(Elena Arzak Espina)氏の親子が経営するレストラン「アルサック(Arzak)」は、季節による変化や、伝統的なスタイルに創造性を取り入れた前衛的なバスク(Basque)料理により「世界最高のモダン・レストラン」に選ばれている。

 さらに、「最もゴージャスな食の街」にパリが選ばれたほか、チリ・サンティアゴ(Santiago)が「次世代の食の街」に、独ベルリン(Berlin)が「ベジタリアン料理における世界の新首都」に、東京が「世界最高の食の街」に選出された。

 このほか、ソフィア・コッポラ(Sofia Coppola)監督の映画『ロスト・イン・トランスレーション(Lost in Translation)』の舞台にもなった、東京・新宿の高級ホテル「パークハイアット(Park Hyatt)」52階の「ニューヨーク・バー(New York Bar)」が、「最も素晴らしいホテルバー」に選ばれた。(c)Relaxnews/AFPBB News