【9月12日 AFP】フランスがロシアへの売却を予定していたものの、ウクライナ危機により契約が破棄されたミストラル(Mistral)級強襲揚陸艦2隻の購入について、インド、エジプト、カナダ、シンガポールが「真剣な」関心を持っているという。仏高官の先週の議会での発言を11日、AFPが入手した。

 防衛・安全保障分野の仏首相顧問、ルイ・ゴーティエ(Louis Gautier)氏によると、別の売却相手を見つけない限り、ロシアとの契約破棄による損失は少なくとも11億ユーロ(約1500億円)に上るという。ロシアへの売却は、ウクライナにおけるロシアの動きに反発して、8月初旬に正式にキャンセルされた。(c)AFP