【9月9日 AFP】サッカー国際親善試合が8日に行われ、アルゼンチンは2-2でメキシコと引き分けた。

 アルゼンチンはリオネル・メッシ(Lionel Messi)が終了間際に同点ゴールを決めるなど、最後の5分間で2得点を奪い、なんとか敗戦を免れた。

 前半にハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)のPKで先制を許したアルゼンチンは、後半にもエクトル・エレーラ(Hector Herrera)に追加点を奪われ、2004年以来となるメキシコ戦の敗戦は避けられないかに思われた。

 ところが、時計の針が刻々と進むなか、アルゼンチンはヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督が攻撃の切り札を一挙に送り出すと、これが試合の流れを変え、劇的な結末を呼び込んだ。

 まずは後半40分、ロングボールに走り込んだエセキエル・ラベッシ(Ezequiel Lavezzi)がマイナスの折り返しを送ると、これをセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が流し込んで1点を返した。

 そして迎えた同44分、アグエロの意表を突くクイックリスタートから、エリア内で浮き球のパスを受けたメッシがボールを胸でコントロールし、そのままボレーでGKモイセス・ムニョス(Moises Munoz)の股を抜くシュートを決めた。

 最後に飛び出したメッシのゴールを含め、両チームは白熱した試合を披露し、米アメリカンフットボール(NFL)のダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)の本拠地に集まった8万2559人の観客を楽しませた。

 メッシはこれで、代表での通算成績を105試合49得点とし、歴代最多となるガブリエル・バティストゥータ(Gabriel Batistuta)氏の56得点まであと7ゴールに迫っている。(c)AFP