ロドリゲス、第15S制してアールに肉迫 ブエルタ・ア・エスパーニャ
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【9月7日 AFP】第70回ブエルタ・ア・エスパーニャ(70th Vuelta a Espana)は6日、第15ステージ(コミージャスからソトレス. カブラレス、175.8キロメートル)が行われ、カチューシャ・チーム(Katusha Team)のホアキン・ロドリゲス(Joaquim Rodriguez、スペイン)がステージ優勝を飾り、総合争いで首位に立つアスタナ(Astana Pro Team)のファビオ・アール(Fabio Aru、イタリア)に1秒差と迫った。
36歳のロドリゲスはフィニッシュに続く12.7キロメートルの1級山岳の登りで、ティンコフ・サクソ(Tinkoff-Saxo)のラファル・マイカ(Rafal Majka、ポーランド)とチームメートのダニエル・モレーノ(Daniel Moreno、スペイン)を抑えこんだ。
第98回ジロ・デ・イタリア(2015 Giro d'Italia)で総合2位に入り、今大会ではもう一つ上のポジションを狙うアールはこのステージをロドリゲスから15秒遅れの5位で終え、わずかの差で赤いジャージー(マイヨ・ロホ)を守った。
2位でフィニッシュしたマイカが、1分24秒差の総合3位に順位を上げた一方で、チーム・ジャイアント・アルペシン(Team Giant-Alpecin)のトム・デュムラン(Tom Dumoulin、オランダ)は最後の登りで脱落し、マイカと1秒差の総合4位に順位を下げている。
9人の逃げ集団がこの日のレースのほとんどを引っ張ったが、メーン集団は4分以上の差をつけさせることはなく、前日のBMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のアレッサンドロ・デマルキ(Alessandro De Marchi、イタリア)のような逃げ切りを許さなかった。
初めにアタックを仕掛けたのはモビスター・チーム(Movistar Team)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)だったが、アール擁するアスタナ勢のチェックを受けた。
残り1キロのところでロドリゲスが抜け出すと、キンタナもアールもこれに追随できず、ロドリゲスは2年ぶりとなるブエルタでのステージ優勝を果たした。
キンタナはアールから3分差の総合9位につけている。(c)AFP