【9月5日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)は4日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、7-5、7-5で第25シードのアンドレアス・セッピ(Andreas Seppi、イタリア)を下し、4回戦に進出した。

 2011年大会(US Open Tennis Championships 2011)を制している世界ランク1位のジョコビッチは、セッピとの対戦戦績を11戦無敗とし、自身6度目となる決勝進出に歩みを進めた。

 イタリア勢との対決で連勝記録を31に伸ばしたジョコビッチは、四大大会(グランドスラム)25大会連続の準々決勝進出を懸けて、第14シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)と第23シードのロベルト・バウティスタ・アグト(Roberto Bautista Agut、スペイン)の勝者と対戦する。

 2回戦まででわずか10ゲームしか落とさず、ブレークポイントにもさらされていなかったジョコビッチだが、この試合では、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を倒したセッピに攻め込まれた。

 第2セットには今大会初めてサービスゲームを落とし、サービングフォーザマッチとなった第3セットの第10ゲームでも再びブレークされた。

 しかし、セッピはこのブレークで勢いに乗ることができず、第11ゲームでジョコビッチにブレークを許した。

 ジョコビッチは「あそこで耐えなくてはならなかったし、自分のペースでプレーしなければならなかった。彼は積極的で、バックハンドがダウンザラインに決まっていた。とにかく我慢して、チャンスをうかがっていたけれど、言うほど簡単ではなかった」とコメントしている。

 ジョコビッチは11本のエースと37本のウイナーを決めたが、31個あったアンフォーストエラーを4回戦では減らしていかなくてはならない。(c)AFP