【9月3日 AFP】イエメンの首都サヌア(Sanaa)にあるイスラム教シーア派(Shiite)のモスク(礼拝所)で2日、2度にわたる爆発があり、少なくとも28人が死亡、75人が負傷した。イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」が犯行声明を出した。

 ISはツイッター(Twitter)上に投稿された声明で、モスク内部で男が自爆した後、近くに止めてあった爆発物を積んだ車が爆発したと発表。「シーア派に対する報復」だと主張している。

 ISはサヌアのシーア派モスクで過去に起きた同様の爆弾攻撃についても犯行声明を出している。ISはシーア派を異端と見なしており、クウェートやサウジアラビアにあるシーア派モスクに対する爆弾攻撃も繰り返している。(c)AFP