【9月2日 AFP】(一部更新)タイ国家警察は2日、先月17日に首都バンコク(Bangkok)で20人が死亡した爆発事件でトルコ人の男の逮捕状を取ったと発表した。この事件で外国人容疑者の国籍が公表されたのは初めて。

 警察発表によると男はエムラ・ダウトオール(Emrah Davutoglu)容疑者。先に逮捕状が出されていたタイ国籍のワンナ・スアンサン(Wanna Suansan)容疑者の夫で、「軍需物資」を所持していた容疑が掛けられている。

■爆弾材料からは既に逮捕の男の指紋

 これに先立つ同日、タイ警察は国境沿いで逮捕した外国人容疑者の指紋が、先週末に押収した爆弾の材料から検出された指紋と一致したと発表した。

 捜査員らによると、1日、辺境地帯でカンボジアとの国境を越えようとしていた外国人容疑者が身柄を拘束された。この容疑者の指紋が、先月29日にバンコク東郊のノンチョク(Nong Chok)地区のアパートの家宅捜索で爆弾の材料を入れた瓶から検出された指紋と一致したという。

 爆発事件に関連して爆弾製造用の材料や数十冊のトルコの偽造パスポートを所持していた別の外国人1人も逮捕されており、この事件ではこれまでに外国人2人が逮捕されている。(c)AFP