【9月1日 AFP】中東レバノンの首都ベイルート(Beirut)で1日、ごみ処理問題に関する政府の対応に抗議する数十人が環境相の辞任を要求し、環境省の庁舎を一部占拠した。

 環境省の敷地内に座り込んだ活動家らは、ムハンマド・マシュヌク(Mohammad Mashnouq)環境相が退陣するまで占拠を止めないと述べた。

 レバノンではベイルートのごみが運び込まれる埋め立て処理場が7月半ばに限界に達して閉鎖して以降、ごみが回収されず街中にあふれる状態が続いており、ここ数週間にわたって市民らが「You Stink」(おまえは臭い)と題する大規模な抗議運動を展開している。

 抗議運動は先週、政府に環境相の辞任や自治体のごみ収集義務の強化など4項目を要求し、72時間の回答期限を与えたが、回答期限の数時間前に座り込みが開始された。ベイルートでは週末に大規模な抗議デモも実施された。(c)AFP