【9月1日 AFP】国連(UN)は8月31日、中国・北京(Beijing)で今月3日に行われる抗日戦争勝利70周年の軍事パレードに潘基文(パン・キムン、Ban Ki-Moon)事務総長が出席する方針を改めて示した。

 日本政府は、国連は「中立」を保つべきだとして、第2次世界大戦(World War II)の日本の敗北から70年を記念する軍事パレードへの潘事務総長の出席について不快感を示していた。

 国連のステファン・デュジャリック(Stephane Dujarric)報道官は、潘事務総長は今年ポーランドやウクライナをはじめ各国で同様の式典に参加しており、ロシアのモスクワ(Moscow)ではウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が主催する軍事パレードにも出席したと指摘し、「(潘事務総長は)全ての国がこの機会に過去を振り返り未来に目を向ける」ことを望んでいると述べた。

 北京の天安門広場(Tiananmen Square)で行われる軍事パレードには兵士1万2000人と500以上の兵器が登場し、航空機約200機も上空を飛行する。(c)AFP