【8月31日 AFP】中国が抗日戦勝利70周年を記念して来月3日に行う軍事パレードで、参加する航空機の安全を守るため、中国空軍はサルとハヤブサを「動員」する。現地のメディアが伝えた。

 パレードには航空機約200機も参加。使用される空軍基地周辺には400~500種の鳥類が生息している。サルたちは1か月かけて、鳥の巣を除去するよう訓練された。木に登って巣から一本ずつ小枝を抜いた上で巣をゆすり、わずか1分ほどで巣を落とす。以前にショットガンや放水銃も試したがサルほど効率的ではなかったという。

 サルたちには報酬としてトウモロコシが与えられる。ニュースポータル新浪(Sina)は30日、赤いひもにつながれたサルが後ろ足で立ち上がり、横にいる迷彩服姿の軍人のまねをして敬礼している写真を掲載した。

 飛んでいる鳥を追い払うのはハヤブサの役目だ。新京報(Beijing News)によると、毎日3~4羽のハヤブサが空に放たれたという。(c)AFP