シャラポワ、右脚の故障で全米OPを欠場―アジアツアーでの復帰を目指す
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【8月31日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2015)の女子シングルスで第3シードだったマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)が30日、右脚の故障を理由に大会を棄権すると発表した。
これにより、第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が年間グランドスラムを達成する可能性が高まることになった。
大会ディレクターのデビッド・ブルーワー(David Brewer)氏は、シャラポワの欠場を発表し、ダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)がラッキールーザーとして本戦に出場することを明らかにしている。
シャラポワは自身のツイッター(Twitter)に、「残念ながら、今年の全米オープンに出場できなくなりました。全力で準備を進めていましたが、時間が足りませんでした」と投稿している。
「素晴らしいファンの皆さんへ。私は数週間後のアジアツアーで復帰を果たし、万全な体調で強くなった状態で今年を終えられることを楽しみにしています」
シャラポワは、今大会のトップハーフでセレーナに次ぐ最上位のシード選手だった。このため、33歳のセレーナが準決勝で当たる可能性が高いのは、第7シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)になる。
セレーナは、今大会で1988年のシュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏以来となる年間グランドスラム達成と、同氏に並ぶ通算22回目のグランドスラム制覇を目指している。
先月のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)準決勝でセレーナに敗れて以来、シャラポワはけがのため大会に一度も出場しておらず、これまでリハビリの毎日だったと明かしている。
シャラポワは29日、「長引く故障に対処するために、ほとんど毎日がリハビリです」と述べ、「体の異変に気づいたときは、常にリハビリの日々です」とコメントしていた。
シャラポワはセレーナとの通算対戦成績で、17連敗を含めた過去20試合で18敗を喫している。
最近3年間で2度目の全米オープン欠場となったシャラポワは、今回の故障について「単なる筋肉の張り」と明かしている。
シャラポワは、「大会への準備に全力を尽くしてきました。これ以上、自分にできることはありません」と語った。(c)AFP/Jim SLATER