【8月30日 AFP】第33回世界柔道選手権(World Judo Championships 2015)は29日、カザフスタンのアスタナ(Astana)で男子100キロ超級が行われ、テディ・リネール(Teddy Riner、フランス)が決勝で七戸龍(Ryu Shichinohe)に勝利し、世界選手権で史上最多となる8度目の優勝を飾った。

 日本が男女7階級で計6つの金メダルを獲得した一方で、七戸は昨年に続き決勝でリネールに敗れている。前回大会(World Judo Championships 2014)では、指導差でリネールに軍配が上がっていたものの、今年はリネールが優勢勝ちを収めている。

 身長204センチで26歳のリネールは、「大きな満足感がある。いつものような、指導差による勝利ではないことがうれしい」とコメントした。

 パワフルな柔道で知られるリネールは、引き込み返しで技ありと有効を奪った。七戸はリスクを回避し、思い通りの柔道ができなかったように見えた。

 リネールは、2010年の世界柔道選手権(World Judo Championships 2010)決勝で上川大樹(Daiki Kamikawa)に判定で敗れて以来、95戦無敗となっている。

 ヤキフ・ハンモ(Iakiv Khammo、ウクライナ)と、アダム・オクルアシビリ(Adam Okruashvili、ジョージア)が、銅メダルを獲得した。(c)AFP/Sabine COLPART