【8月28日 AFP】米電気自動車(EV)メーカー、テスラモーターズ(Tesla Motors)の新型四輪駆動電動セダン「S P85D」が、米消費者情報誌「コンシューマー・リポート(Consumer Reports)」で史上初となる満点を獲得した。実際の評価は「満点以上」の完璧なものだったという。

 コンシューマー・リポート誌自動車部門のマーク・レクティン(Mark Rechtin)氏は、「かつてテストしてきたどの車よりも優秀で、コンシューマー・リポート採点システムの最高点を記録した」と同車についての評価を語った。

 テスラのモデルSシリーズを改良した「P85D」は、標準装備車でも12万5000ドル(約1500万円)。

 コンシューマー・リポート誌の採点システムでは100点が最高点で、これまでの最高点はテスラのモデルSが2年前に獲得した99点だった。しかし今回「P85D」が実際に獲得した点数は103点で、設定されている最高点を超えてしまった。

「システム上、100点を超えて評価することはできないので、(P85Dの)スコアを修正しなければならなかった」(レクティン氏)

 同誌は特にP85Dのエネルギー効率、安全性、走行性能を高く評価した。レクティン氏によると、その加速性能は驚きに値するほどで、時速100キロメートルに達するのに要する時間は3.5秒だという。

 このほか、テスラは2016年にクロスオーバーモデルを、18年にはより手ごろなコンパクトセダン「モデル3」の市場投入も予定している。「モデル3」の価格設定は3万5000ドル(約420万円)からとなる見通し。(c)AFP