【8月25日 AFP】 政治家が削除したツイートを公開するウェブサイト「ポリットウップス(Politwoops)」の運営団体は24日、ツイッター(Twitter)へのアクセスが遮断されたため、同サイトを運営していた30か国でサービスを停止したと明らかにした。

 このサイトは、オープン・ステイト財団(Open State Foundation)が2010年にオランダで開始。収集された削除ツイートはたびたび政治家の困惑のもとになっていたが、同時にジャーナリストの情報源でもあった。

 同財団によるとツイッターは21日夜、ポリットウップスを運営する30か国でツイッターへのアクセスを遮断すると通告してきた。米国で今年5月にポリットウップスが遮断されたのに続く措置で、ツイッターは世界各国の外交官や大使館関係者が削除したツイートを公表しているウェブサイト「ディプロットウップス(Diplotwoops)」のアクセスも遮断した。

 ツイッターは「どのユーザーにも区別なく当てはめられる多くの要素を社内で熟考し十分に検討した結果」アクセスの遮断を決定したとオープン・ステイト財団に連絡したという。ツイッターはまた、ユーザーの間でツイートを削除する能力に違いがあるべきではなく、ツイート削除はユーザーにとって一つの表現方法でもあるとも伝えてきたという。(c)AFP