【8月26日 AFP】インドのナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相は先週、気候変動と自然災害に立ち向かうための支援として太平洋の島しょ国に対し、太陽光発電の援助を申し出た。

 アジア太平洋地域で中国の経済的・政治的影響力が拡大する中、存在感を高めたいインドのモディ首相は、ラジャスタン(Rajasthan)州ジャイプール(Jaipur)で行われていた、インドと太平洋島しょ国14か国の首脳や代表らが参加した会議に際して、「各島しょ国につき200世帯、計2800世帯に太陽光発電による電力を供給できるよう尽力する」と約束し、「これによりと100万ドル(約1億2000万円)相当の灯油を節約できるだろう」と述べた。これに先立ち、インドは22年までに自国の再生エネルギーを17万5000メガワットにまで増やす計画を発表した。

 島しょ国は国土の海抜が低く、中には海抜1メートル程度の国もあり、人間の営みに原因があるとされる気候変動に最も脆弱な国々とみなされている。(c)AFP