【8月22日 AFP】クロアチアの首都ザクレブ(Zagreb)から約60キロのポクプスコ(Pokupsko)村の川で、新生代に生息していたサメのものとみられる歯の化石が発見された。

 この歯は、貝殻を探していた地元のスティエパン・スーセク(Stjepan Sucec)さんが発見したもので、ザグレブにある自然史博物館の地質学者は、およそ1600万年前から260万年前の新生代に生息していたとされるサメ「メガロドン」の歯と思われるという。

 メガロドンは、史上最大で最強の肉食動物の一種とされている。化石から、この巨大なサメは全長が最大18メートルにも達していた可能性があることが分かっている。

 メガロドンは世界中の海に分布し、現在のクロアチア沖かつてのパンノニア(Pannonian)海にも生息していたと考えられている。(c)AFP