フェデラーが7度目の戴冠、ジョコビッチは5度目の準優勝 W&Sオープン
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■一度もブレーク許さず
ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)決勝でジョコビッチに敗れて以来の大会に参戦したフェデラーは、この日ジョコビッチにブレークポイントを与えず、今大会では決勝まで一度もブレークされなかった。
第1セットのタイブレークで、バラエティーに富んだショットを連発したフェデラーは、セカンドサーブのリターン時にサービスラインまで前進するなど、積極的なリターンでジョコビッチを驚かせた。
第2セットで4-1と先行したフェデラーは、7本目のサービスエースでマッチポイントを迎えると、これを制して大きな歓声を受けた。
34歳のフェデラーは、ジョコビッチとの対戦成績を21勝20敗に伸ばした。
フェデラーは、「お互いにベストを出したと思う。対戦を通して、お互いに大きく成長してきた」と語っている。
今大会では苦戦が続いたジョコビッチは、フェデラーを破るのは難しい仕事になると感じていたという。
「ここに来る前から、彼が積極的になることは分かりきっていた。だから、それをうまく対処しようと思っていた」
「第1セットのタイブレークまではよくやったと思う。それ以降は、彼の方が良いプレーをしていた。何度かダブルフォールトを犯したし、サービスゲームを落としてしまった」
それでもジョコビッチは、シンシナティでの戴冠を目指し続けるという。
「今年は決勝に進出して、また一歩近づいた。これからも前進して、歴史を作るために戦い続ける」
(c)AFP