【8月14日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空(Emirates Airline)は13日、ドバイ(Dubai)と中米パナマの首都パナマ市(Panama City)を結ぶ「世界最長の直行便」を来年2月に就航させると発表した。フライト時間は17時間を超えるという。

 エミレーツ航空によると、同路線はパナマ市まで毎日運航する旅客便で、機体にはボーイング(Boeing)の777-200LR型機を使用する。最大15トンの貨物も運搬し、中東と中米の貿易中心2都市を17時間35分で結ぶ。エミレーツ航空の中米路線はパナマ便が初めて。

 フライト時間が現在最長の直行便路線は米ダラス(Dallas)と豪シドニー(Sidney)間(17時間弱)、南アフリカ・ヨハネスブルク(Johannesburg)と米アトランタ(Atlanta)間(16時間40分)、ドバイと米ロサンゼルス(Los Angeles)間(16時間35分)を結ぶ便となっている。

 これまでの最長直行便は、19時間弱でシンガポールと米ニューヨーク(New York)を結んでいた便で、シンガポール航空(Singapore Airlines)が運航していたが、コスト削減のため2013年に同路線から撤退している。(c)AFP