【8月11日 AFP】スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のアンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)は、同じくスペイン代表のペドロ・ロドリゲス・レデスマ(Pedro Rodriguez Ledesma)が退団間近である可能性については考えたくないとしている。

 ペドロは過去2シーズン、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)とルイス・スアレス(Luis Suarez)が相次いで加入したことにより出場機会が減少。月末の移籍市場最終日が迫る中でイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に入団するといううわさが流れている。

 しかしペドロは、おたふくかぜで2週間戦列を離れることになったネイマールの代わりに、11日に行われるUEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2015)のセビージャFC(Sevilla FC)戦で先発するとみられており、昨季の欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)、国内リーグ戦、スペイン国王杯(Copa del Rey 2014-15)に続くバルサの戴冠に貢献するチャンスを手にした。

 イニエスタは、スーパーカップを翌日に控えたジョージアのトビリシ(Tbilisi)で、「今の時点では、ペドロを失うことは考えられない」とコメントした。

「彼は引き続き僕らのチームメートとして、ここで(今季)最初のタイトル獲得を目指す。彼は世界レベルの選手だから、チームメートとしても一人の選手としても、一緒にプレーしていくことを望んでいるよ」

 一方、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍を取りやめ、今夏はじめにバルセロナと2年契約を結んだダニエウ・アウベス(Daniel Alves)は、プレミアリーグの強豪から高額の提示があればペドロの気持ちが傾くことは理解できるとしている。

 アウベスは、「決めるのは彼で、本人の気持ち次第だ」とコメントした。

「彼が残るなら僕らはうれしいし、退団するならその気持ちを尊重しなければならない」

(c)AFP