【8月11日 AFP】ギリシャ政府と債権団は11日、債務危機にあるギリシャの今後3年間の基礎的財政収支(プライマリーバランス)目標について合意に至ったと、政府筋が国営アテネ通信社(ANA)に語った。

 ギリシャは、基礎的財政収支に関して、2015年は対国内総生産(GDP)比0.25%の赤字になると予想したが、2016年に黒字化する目標を掲げた。それまでは新たな財政措置は必要ないと、政府筋は述べている。

 政府筋によれば、対GDP比で基礎的財政収支の黒字――債務返済額は含まない――を2016年には0.5%、17年には1.75%、18年には3.5%にする目標を掲げた。

 ギリシャは欧州中央銀行(European Central BankECB)への34億ユーロ(約4600億円)の返済を控え、今月20日までに第3次支援の合意をする必要がある。(c)AFP