【8月8日 AFP】米歌手の故ホイットニー・ヒューストン(Whitney Houston)さんの一人娘で、先月26日、約6か月にわたって昏睡状態が続いたまま亡くなったボビー・クリスティナ・ブラウン(Bobbi Kristina Brown)さんの遺産管理人が7日、ボビー・クリスティナさんは昏睡状態に陥る直前、交際相手だった男性に「有毒なカクテル」を与えられた上、浴槽に顔をつけられたとして、この男性を相手取り訴訟を起こした。

 2012年に急死したヒューストンさんと元夫の米歌手ボビー・ブラウン(Bobby Brown)さんの一人娘であるボビー・クリスティナさんは、亡くなる約半年前の今年1月に自宅の浴槽で意識不明の状態で発見された。発見時の状態は、母ヒューストンさんの死亡時の状態とよく似ていた。

 遺産管理人は、交際相手だったニック・ゴードン(Nick Gordon)さんが、ボビー・クリスティナさんに暴行をはたらいたり意図的に精神的苦痛を与えたりした他、ボビー・クリスティナさんが人工的に昏睡状態に置かれた後に、ボビー・クリスティナさんから1万1000ドル(約140万円)以上を盗んだとして、当初6月24日にジョージア(Georgia)州のフルトン(Fulton)郡の上級裁判所へ提訴した。さらに7日に提出された修正訴状では、ボビー・クリスティナさんを死なせた責任をゴードンさんに求める「不法死亡訴訟」となっている。(c)AFP