【8月4日 AFP】スペイン・マドリード(Madrid)のカラバンチェル(Carabanchel)で3日、築50年ほどの4階建てアパートの一部が崩壊した。住民らは数時間前に避難しており、けが人はなかったが、窓からの脱出を余儀なくされた住民もいたという。

 このアパートは1960年代に建てられたもので、同市の発表によると、3日午前4時(日本時間同日午前11時)ごろ、住民たちがきしむような音や建物の壁に大きな裂け目があることに気づいたという。消防隊が出動し、アパートの全住民36人と、予防措置として近隣アパートの住民21人を避難させた。

 住民らは建物が崩壊する前に正面玄関から避難したが、部屋のドアが開かずにはしごを使って窓から避難した住民もいたという。

 崩壊の原因は建物を支える1階の柱の劣化とみられ、市当局が調査を開始した。(c)AFP