【8月3日 AFP】米大リーグ(MLB)は2日、各地で行われ、シンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)対ピッツバーグ・パイレーツ(Pittsburgh Pirates)戦、トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)対カンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)戦で小競り合いが起きた。

 シンシナティ(Cincinnati)で行われた一戦の8回表、レッズの投手ペドロ・ビジャレアル(Pedro Villarreal)がパイレーツのアンドリュー・マカッチェン(Andrew McCutchen)に死球を与えると、その裏には7イニングを投げ無失点で降板した右腕チャーリー・モートン(Charlie Morton)から引き継いだトニー・ワトソン(Tony Watson)が、レッズの二塁手ブランドン・フィリップス(Brandon Phillips)に死球を与え、両チームの選手らがベンチから総出となり、乱闘寸前となった。

 レッズの中堅手マーロン・バード(Marlon Byrd)は、1日の試合で死球を当てられたパイレーツのジョー・ブラントン(Joe Blanton)とやり合った。

 事態は一度収集したかに思われたが、レッズのトッド・フレイザー(Todd Frazier)とパイレーツのショーン・ロドリゲス(Sean Rodriguez)の口論により再び両チームの選手が集まることになったものの、暴力行為は起きなかった。

 この結果ロドリゲス、バード、そしてレッズのジョーイ・ボット(Joey Votto)が退場処分を受けた。

 また、9回にはパイレーツの抑え投手マーク・マランソン(Mark Melancon)がレッズのタッカー・バーンハート(Tucker Barnhart)への死球で退場処分となった。

 こちらも退席処分となったパイレーツのクリント・ハードル(Clint Hurdle)監督は、あの状況でマランソンは意図的にぶつけていないとし、「マークはセーブのかかる状況であんなことはしないと誓う。(審判は)あの言い争いもあって、すべきことをしなければと感じたのだろう」とコメントしている。

 試合は3-0でパイレーツが勝利した。

 一方、トロント(Toronto)でも8回に騒ぎが起きた。

 試合は、初回にロイヤルズのエディンソン・ボルケス(Edinson Volquez)がジョシュ・ドナルドソン(Josh Donaldson)への死球により、両軍に警告が出ていた。そんな中、8回にブルージェイズのアーロン・サンチェス(Aaron Sanchez)がロイヤルズのアルシデス・エスコバー(Alcides Escobar)に死球を与えて退場処分となり、両軍ベンチが総出となった。その後、ブル-ジェイズのジョン・ギボンズ(John Gibbons)監督も退席処分となっている。

 ブル-ジェイズは5-2でロイヤルズに勝利している。(c)AFP