【8月3日 AFP】2016年米大統領選の民主党候補指名争いにジョー・バイデン(Joe Biden)副大統領が出馬を検討していると報じられたことを受け、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)前米国務長官の側近は2日、クリントン陣営に動揺はないと表明した。

 クリントン氏の側近で陣営の広報担当を務めるジェニファー・パルミエリ(Jennifer Palmieri)氏は、米CNNテレビに対し「彼(バイデン氏)の決断を待つ」「われわれは幻想を抱いてはいない。(指名候補争いが)簡単なものだとは、一度として考えたことはない」などと語った。

 米メディアは1日、バイデン副大統領が大統領選への出馬を検討していると報道。これに対し、評論家や政治家、既に出馬を表明している候補者らは、民主党の指名候補争いではクリントン氏が独走中とみられ、バイデン氏は不利だとの見方を示している。

 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が2日に掲載したコラムによれば、今年5月に病死したバイデン副大統領の息子、ボー・バイデン(Beau Biden)氏が、父親に大統領選への出馬を望んでいたという。(c)AFP/Stephanie GRIFFITH