【8月3日 AFP】深刻な干ばつに見舞われ、山火事の延焼が続いている米カリフォルニア州では2日、消防隊員1万人近くが消火活動に当たった。当局は地域住民全員を避難させた他、延焼範囲にある高速道路を数キロにわたり閉鎖。これまでに少なくとも1人の死亡が確認されている。

 歴史的な干ばつにより極度の乾燥状態にある同州では、21件の大規模な山火事が発生し、約6000世帯が避難を余儀なくされている。また同州公表の集計によると、これまでに約4万9000ヘクタールが延焼したという。

 今回の山火事の大半は、落雷がきっかけとされているが、その他の原因については明らかになっていない。ただ放火など人為的なものではないとみられるという。ジェリー・ブラウン(Jerry Brown)州知事は同日、消火活動には約9600人があたっていると発表した。(c)AFP/Josh Edelson