【8月3日 AFP】ナイジェリア軍は2日夜、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の掃討作戦の最中に、拉致されていた人質178人を解放したと発表した。うち101人は子ども、67人が女性だという。

 ナイジェリア軍によると、人質が救出されたのは、北東部最大の都市マイドゥグリ(Maiduguri)の南方およそ70キロの場所。軍はこの一帯でボコ・ハラム掃討作戦を実行中だった。作戦が実行された時期については明らかにしなかった。

「ボコ・ハラムの司令官1人を生きたまま捕らえた。現在、取り調べを行っている」と軍報道官は述べている。

 ナイジェリア軍は先週にも、マイドゥグリ東方およそ90キロ地点で子ども21人を含む人質30人を、また同じボルノ(Bo)州の町コンドゥガ(Konduga)近郊で人質59人を解放している。

 ボコ・ハラムは、活動を活発化させた2009年以降、ナイジェリアだけで1万5000人以上を殺害。ここ数か月は近隣諸国でも攻撃を繰り返している。(c)AFP