【8月3日 AFP】米ヒップホップ界の重鎮ドクター・ドレー(Dr. Dre)が、約16年ぶりとなるアルバムを発売することがこのたび明らかになった。以前所属していたヒップホップグループ「N.W.A.」の映像作品の公開に合わせてリリースされる予定で、本人は最後のアルバムとなる可能性を示唆している。

 最新アルバムは8月7日にリリース予定。その1週間前には、N.W.A.の活動を記録した映画「Straight Outta Compton」の米国での公開が始まる。

 米アップル(Apple)の「iTunes(アイチューンズ)」上で掲載された先行予約ページによると、同アルバムには、エミネム(Eminem)やN.W.A.元メンバーのアイス・キューブ(Ice Cube)、米ロサンゼルス(Los Angeles)を代表するラッパーのケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)やスヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)らが参加しているという。

 Dr. Dreは1日、ツイッター(Twitter)上に、「映画にとても触発されたので、アルバムのレコーディングを始めた」とコメント。同アルバムは、「自身のグランド・フィナーレ」だとして、最後の作品になる可能性を示唆した。

 Dr. Dreは近年、「Beats Electronics」の社名でヘッドホンなどのオーディオ機器開発に取り組んできた。同社は昨年、アップルに約32億ドル(約3970億円)で買収されている。(c)AFP