【8月3日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2015)第8戦、ラリー・フィンランド(Neste Oil Rally Finland 2015)は2日、最終日が行われ、フォルクスワーゲン(Volkswagen)のヤリマティ・ラトバラ(Jari-Matti Latvala、フィンランド)が地元大会を制した。ラトバラは、ラリー・ポルトガル(Vodafone Rally de Portugal 2015)に続く今季2勝目を挙げている。

 ラトバラは1日に難しいコンディションの中、勇敢なドライビングで同じフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)にわずかな差をつけて首位を守ると、この日もオジェとの激しい争いを制してラリー・フィンランドで3度目の優勝を飾った。

 この日最初のステージを制したラトバラは、320キロメートルのスペシャルステージではオジェの後塵を拝したものの落ち着きを持って2位に入り、オジェを13.7秒上回った。

 3位には約1分30秒差でシトロエン(Citroen)のマッズ・オストベルグ(Mads Ostberg、ノルウェー)が続いた。

 この勝利でラトバラは総合争いで2位に浮上したが、首位に立つオジェとの差は89ポイントとなっている。(c)AFP