【8月1日 AFP】米サウスカロライナ州(South Carolina)チャールストン(Charleston)の黒人教会で9人を殺害しヘイトクライム(憎悪犯罪)で起訴された白人のディラン・ルーフ(Dylann Roof)被告の公判が7月31日、同市内の連邦地方裁判所で開かれ、罪状認否で同被告の弁護側は無罪を主張した。

 ルーフ被告は、同州チャールストンのエマニュエル・アフリカン・メソジスト監督教会(Emanuel African Methodist Episcopal Church)で夕方行われていた、聖書の勉強会の参加者9人を殺害した罪などで先月22日に起訴された。

 ルーフ被告の弁護士デビッド・ブルック(David Bruck)氏は無罪の主張について、同被告は有罪を認めるつもりだが、検事側が死刑を求刑するかどうかがまだ定かではないためと述べた。同被告は、ヘイトクライムによる9件の殺人罪や3件の殺人未遂罪など、33件の罪に問われている。(c)AFP