【7月31日 AFP】米映画監督ウディ・アレン(Woody Allen)さん(79)が、元交際相手が養子に迎えた女性と結婚したことについてめずらしく口を開いた。アレンさんがインタビューに応じること自体がまれなことである。

 アレンさんは、米公共ラジオのナショナル・パブリック・ラジオ(National Public Radio)とのインタビューで、妻のスンイー・プレビン(Soon-Yi Previn)さんとの結婚について「私は35歳年上。どちらがどうのというわけではないが、とにかく馬が合った」と述べ、また2人の関係において自身は「父親役」と語った。

「彼女との関係は、一時的なものになるだろうと思っていた。だが、私たちはデートをするようになり、次に同棲を始めた。楽しかったんだ。年の差は問題にならなかったし、どちらかといえば私たちにとって有利に働いたよ」(アレンさん)

 さらに、自身は「父親役」だったと述べ、「彼女は私の意見に従ったし、彼女にも数多くの意思決定(権)をギフトのように与えた。多くの物事を彼女に任せたんだ」と語った。

 アレンさんは以前、米女優で活動家のミア・ファロー(Mia Farrow)さんと交際していた。ファローさんは、アレンさんが監督した映画のうち13作品に出演している。

 しかし、スンイーさんとの関係が明るみに出て、アレンさんはファローさんと破局。スンイーさんは、ファローさんと元夫で指揮者のアンドレ・プレヴィン(Andre Previn)氏の養子だった。アレンさんは1997年、スンイーさんと結婚している。

 このインタビューでアレンさんは、映画作りについて「最も大切なものではない」と述べ、「自分には知性というか深さというか、才能がない。偉大なものがないんだ」と話している。(c)AFP