【7月31日 AFP】第16回世界水泳選手権(16th FINA World Championships)は30日、ロシアのカザニ(Kazan)でシンクロナイズドスイミングの女子デュエットフリールーティン(FR)決勝が行われ、ロシアのナターリア・イシェンコ(Natalia Ishchenko)/スベトラナ・ロマシナ(Svetlana Romashina)組が98.2000点で優勝を飾り、イシェンコは今大会で3つめの金メダルを獲得した。

 29歳のイシェンコは、前日のソロFRを制し、主要大会での優勝回数が歴代最多となったが、デュエットでも圧倒的な演技を見せると、世界選手権で通算19個目の金メダルを手に入れた。出産を経て競技に復帰したイシェンコの力はまだ衰えていないようだ。

 同ペアは、26日に行われた女子デュエットテクニカルルーティン(TR)でも優勝しており、イシェンコはカザニで3冠を達成した。

 2位には、95.9000点で中国の黄雪辰(Huang Xuechen)/孫文雁(Sun Wenyan)組が入り、ウクライナのロリータ・アナナソワ(Lolita Ananasova)/アンナ・ボロシナ(Anna Voloshyna)組が93.6000点で3位に続いた。

 乾友紀子(Yukiko Inui)/三井梨紗子(Risako Mitsui)組は、93.4333点で4位となっている。(c)AFP