【7月30日 AFP】メキシコ北西部で29日午後、巡礼者の行列にダンプカーが突っ込み、少なくとも16人が死亡、30人が負傷した。地元当局が発表した。ブレーキの故障が事故原因とみられるという。

 事故が起きたのはサカテカス(Zacatecas)州の町マサピル(Mazapil)の大通り。同地にあるサン・グレゴリオ・マグノ(San Gregorio Magno)教会では26日から守護聖人を祭る行事が催されており、事故発生時にはカトリック教徒およそ200人が教会へ向かって大通りを練り歩いていたという。

 サカテカス州の市民保護当局者はAFPの取材に対し、ダンプカーは「ブレーキが利いていないような状態で群衆に突っ込んだ」と説明した。ダンプカーの運転手は事故現場から逃走したという。(c)AFP