【7月30日 AFP】ラグビーのパシフィック・ネーションズカップ(2015 IRB Pacific Nations Cup)は29日、カナダ・トロント(Toronto)で試合が行われ、日本は22-27でフィジーに敗れた。

 試合終了間際に13人になったフィジーは、日本の反撃を抑えこんで決勝進出を決めた。日本は相手が終盤のシンビンで2選手を欠くなか猛攻をみせて逆転を狙ったが、フィジーがシーソーゲームを制した。

 五郎丸歩(Ayumu Goromaru)が3連続でPGを決めてリードを奪った日本だったが、その後10分の間にフィジーの猛反撃を受け、9-24で試合を折り返した。

 後半に入り右ウイングの山田章仁(Akihito Yamada)がトライを決めた日本は、五郎丸がコンバージョンを外すも、その後のPGを決め7点差に。

 ジョシュ・マタベシ(Josh Matavesi)がこの日5本目のPGを決めてフィジーは27-17と再び点差を10点に広げたが、日本は力強いスクラムから最後はニュージーランド出身のナンバー8、ツイヘンドリック(Hendrik Tui)がトライを挙げ、22-27と追い上げた。

 しかし、五郎丸が再びコンバージョンをミスし、日本はトライを挙げてようやく同点に追いつく状況となった。

 そして終盤、フィジーは2選手がシンビンとなり日本は数的優位となったが、最後までそのアドバンテージを生かすことができず、フィジーの逃げ切りを許した。(c)AFP