【7月29日 AFP】米国で、12歳の時に最年少の殺人犯として有罪となり、16年服役した男性が28日、釈放された。

 カーティス・ジョーンズ(Curtis Jones)元受刑者(29)は、当時13歳だった姉とともに、父親の恋人ソニヤ・ニコール・スペイツ(Sonya Nicole Speights)さんを殺害したことを告白し、1999年、最年少で成人として殺人罪で起訴され有罪となり、刑務所へ送られた。

 フロリダ(Florida)のサウス・ベイ矯正施設(South Bay Correctional Facility)の広報担当者によると、同元受刑者は同施設から28日午前7時(日本時間同日午後8時)に釈放された。

 当初の報道では、姉弟が父親の恋人を殺害したのは嫉妬のためとされていたが、ニュースサイト「フロリダ・トゥデー(Florida Today)」では、2人が別の親族の男性から性的虐待を受けていたためと示唆している。

 姉弟は、2人が姉弟の苦境を無視しているとして、スペイツさんおよび父親を殺害することを計画していたとされたが、スペイツさんを撃った後、恐ろしくなって家の中に隠れ、翌日逮捕された。

 ジョーンズ元受刑者は今後も、生涯を通じて保護観察下に置かれる。米メディアによると、同元受刑者は現在、聖職者になっている。(c)AFP