【7月28日 AFP】2024年夏季五輪の招致に名乗りを上げていた米ボストン(Boston)は27日、立候補を取り下げた。市民からの支持を得られなかったことを理由に挙げている。申請期限が迫る中、米オリンピック委員会(US Olympic CommitteeUSOC)は別の候補地を模索している。

 ボストンは今年1月、ロサンゼルス(Los Angeles)、サンフランシスコ(San Francisco)、ワシントンD.C.(Washington D.C.)を破って2024年夏季五輪の米国の候補地に選ばれていた。しかしボストンのマーティン·ウォルシュ(Martin Walsh)市長が五輪開催の予算超過分の資金を出すと納税者に約束する心構えができていないと発言し、その直後にボストンの招致活動は終わりを迎えた。

 複数の世論調査でボストン市民は五輪招致を支持していないという結果が示され、USOCのスコット・ブラックマン(Scott Blackmun)最高経営責任者(CEO)は、ボストンの五輪招致を断念せざるを得なかった。

 一方、ロサンゼルスのエリック・ガルセティ(Eric Garcetti)市長は、USOCに話はしていないが、ロサンゼルスとしては招致に今も関心があると述べた。(c)AFP