【7月27日 Relaxnews】高級ホテルを手掛けるスターウッドホテル&リゾート(Starwood Hotels and Resorts)は環境にやさしく持続可能なホテルを目指す新ブランド「1ホテル(1 Hotel)」を立ち上げ、旗艦店「1ホテル・セントラルパーク(1 Hotel Central Park)」を7月末、米ニューヨーク(New York)にオープンさせる。

 3階の高さまでツタをはわせた建物は、マンハッタンのストリートでも一目で分かるだろう。梁(はり)などの木材は地元の業者や工房から入手。れんが、大理石、岩石、ガラスといった天然素材や再生素材を活用し、アースカラーで統一された内装は「禅」のような雰囲気を醸し出す。

 客室では紙類やプラスチック製品を意識的に排し、室内電話も見当たらない。メモ帳の代わりに昔ながらの小さな黒板がベッドサイドに置かれ、再生紙でできたハンガーを用いるなどの工夫が凝らされている。寝具は低刺激性のオーガニックのリネンに、麻をブレンドしたKeesta社製のマットレス。バスルームにはエコ志向を極めたい宿泊客のために、節水用の砂時計(5分)も置かれている。ヨガマットはすべての客室に備わっている。

 また、エコ意識の高い富裕層にアピールする一環として、電気自動車を自ら運転して訪れる宿泊客には、テスラ(Tesla)社の電気自動車サービス、無料の駐車係、無料の駐車場を提供している。ホテル内のレストラン「JAMS」では、米国人有名シェフのジョナサン・ワックスマン(Jonathan Waxman)氏のプロデュースするカリフォルニア料理を提供する。1ホテル・セントラルパークの宿泊料金は525ドル(約6万5000円)から。(c)Relaxnews/AFPBB News