【7月27日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の右腕ザック・グレインキー(Zack Greinke)の連続無失点イニングが26日、45回3分の2で途切れた。

 グレインキーの記録は、この日先発したニューヨーク・メッツ(New York Mets)戦の3回に途切れた。

 メッツの投手ジェイコブ・デグロム(Jacob deGrom)の放ったゴロをドジャースの一塁手エイドリアン・ゴンザレス(Adrian Gonzalez)がさばくと、本塁でこのイニング最初のアウトを取ろうと送球。しかし、死球で出塁していたメッツの三塁走者カーク・ニューエンハイス(Kirk Nieuwenhuis)が捕手ヤスマニ・グランダル(Yasmani Grandal)のタッチを前に本塁を陥れた。

 グレインキーの無失点記録は、1961年以降ではMLB史上4番目の記録となった。

 これまでの最長記録は1988年8月30日から9月28日にかけてオーレル・ハーシハイザー(Orel Hershiser)氏が記録した59回無失点。史上2位はドン・ドライスデール(Don Drysdale)氏の58回、3位はボブ・ギブソン(Bob Gibson)氏の47回となっている。

 6月13日のサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)戦以降得点を許していなかったグレインキーは、この試合を前に防御率を1.30としていた。

 グレインキーは7回2失点で降板し、ドジャースは延長10回の末2-3でサヨナラ負けを喫した。

 無失点記録に関してグレインキーは、「驚いたことに、みなさんが思うほど気を乱されてはいなかった」とコメントし、続けてハーシハイザー氏の記録は更新可能かもしれないと考え直したと明かした。

 グレインキーは、一度は最長記録が、ジョー・ディマジオ(Joe DiMaggio)氏の56試合連続安打と同様にアンタッチャブルなものだと考えていたと語り、「ハーシハイザーの記録に近づきつつあるように思える。最終的には更新もあるかもしれない」とコメントしている。(c)AFP