【7月26日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領の訪問に沸くケニアで、オバマ氏にちなんだ名前をつけられる赤ちゃんが続出している。

 すでにオバマ大統領の父方の祖先の村コゲロ(Kogelo)には、「バラク・オバマ」と名づけられた子どもたちが大勢いるが、西部キスム(Kisumu)では、オバマ大統領がケニアに降り立った24日夜に生まれた8人の赤ちゃんにオバマ氏にちなんだ名前がつけられた。

 なかでも目立つのがオバマ氏が乗ってきた米大統領専用機にちなんで命名された2人の赤ちゃんだ。赤ちゃんを「エアフォースワン・バラク・オバマ(AirForceOne Barack Obama)」と命名した母親は、その理由を「誰もがオバマ大統領のケニア訪問を記憶できるようにしたかった」と語った。「(オバマ大統領の訪問は)それほどおめでたいことなんです」

 もう1人「エアフォースワン(AirForce One)」と名付けられた男児の母親は「強大なアメリカの指導者でありケニア人でもある人物を乗せる最高の飛行機だと聞いたから」と話した。

 このほか3人の女児がそれぞれ、オバマ大統領夫人と同じ「ミシェル(Michelle)」、夫妻の長女の名前の「マリア(Malia)」、マリアさんと次女の名前をあわせて「マリア・サーシャ(Malia Sasha)」と名付けられた。

 一方、これまでのところ装甲仕様のオバマ大統領専用リムジンの愛称「ザ・ビースト(The Beast、野獣)」と命名された赤ちゃんはいないようだ。(c)AFP