【7月25日 AFP】フィリピン・マニラ(Manila)で公演後に当局命令で2日間足止めされていた米歌手クリス・ブラウン(Chris Brown)さん(26)に24日夜、出国許可が下りた。入国管理局が明らかにした。

 ブラウンさんは21日にマニラでコンサートを行ったが、その後、キリスト教系政治団体の苦情申し立てに基づき、出国を禁じる仮差し止め命令が出ていた。

 しかし、入国管理局のエレイン・タン(Elaine Tan)報道官によると、ブラウンさんにはフィリピンで果たすべき法的義務がないことが明記された出国許可証が24日付で発行されたという。

 ブラウンさんは24日夜、マイクロブログのツイッター(Twitter)に、次の公演地マカオ(Makau)に向かう搭乗口へと元気に歩きながら「マニラは楽しかった。みんな愛してるぜ」「マカオにも来てくれよ、今夜はパーティーだ!」と呼び掛ける動画を投稿した。

 ブラウンさんに対する苦情申し立てを行ったキリスト教系団体は、昨年この団体が資金提供したコンサートにブラウンさんが出演しなかったとして、100万ドル(約1億2400万円)以上の返金を要求していた。(c)AFP/Joel Guinto