【7月20日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は先週、NASAの太陽観測衛星「STEREO-A」に搭載されている極紫外線撮像装置が15日に捉えた太陽の画像を公開した。同観測衛星は、肉眼では捉えられない複数の波長の光を捉えることが可能で、今回の画像には、通常は青色で捉えられる171オングストロームの波長を用いて撮影した太陽が写っている。

 3月24日以降、地球から見て太陽の反対側を周回していた同衛星は、セーフモードの状態で稼働しながら、搭載する無線装置を用いてデータを収集・保存していた。11日には過去3か月で初めてとなる画像を送信した。3か月にわたるセーフモードの期間は、地球と太陽、そしてSTEREO-Aの位置関係上必要とされる。

 STEREO-Aは地球と同じように太陽を周回しているが、その軌道は若干小さく、周回する速度も幾分速い。(c)AFP