【7月18日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は17日、無人探査機「ニュー・ホライズンズ(New Horizons)」が撮影した、冥王星の表面にある広大な氷の平原の画像を公開した。

 のっぺりした氷の平原は、先に確認された氷の山脈の北方にあり、NASAが冥王星を発見した天文学者クライド・トンボー(Clyde Tombaugh)氏にちなんで「トンボー領域(Tombaugh Regio)」と呼んでいる大きなハート型の地形の中心部から西に位置している。

 氷の平原には、地球上で泥の氷にヒビが入るのと似た亀裂が走っている。

 冥王星は宇宙起源の残骸や塵(ちり)が降り続くカイパーベルト(Kuiper Belt)に位置しているにもかかわらず、今回見つかった平原には、はっきりとしたクレーターは確認されていない。

 NASAはこの氷の平原はわずか1億年ほど前に形成されたもので、冥王星はいまだに活発な地質学的活動による地形形成の過程にあるとの見方を示している。この平原の成り立ちについては、泥が乾くときのように表面の物質が収縮したという説と、冥王星の内部の熱によって、凍った一酸化炭素、メタン、窒素でできた冥王星の表層が溶け、対流を起こしたという説の2通りの仮説が考えられるという。(c)AFP